現代文9割取るための最短ルート【成績上がらない理由は?】

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現代文9割取るための最短ルートを知りたい人

「現代文何から始めたらいいのかわからない。」

「勉強しているけど、なかなか成績が上がらない。」

「どの時期にどんな内容の勉強をすればいいのかわからない。」

「あと、オススメの参考書があれば教えてほしい。」

 

こういった質問に答えます。

 

本記事の内容

  • 現代文の勉強方法(+実際使ってみてよかった参考書)
  • それぞれどの時期にどんな勉強をすればいいのか(私大受験の場合)
  • 成績が上がらない理由

 

この記事を書いている私は独学で大学受験をして、

本番センター現代文96点を取りました。

 

「今年からは共通テストに変わったからセンター向けの勉強は参考にならないんじゃない?」

と思うかもしれません。

 

形式が変わっただけであって、

共通テストもセンターも同じ国語力を問われているのに変わりません。

センター対策で十分、共通テスト対策になります。

 

では、本題に参りましょう。

 

現代文の勉強方法

 

1.語彙を増やす

 

まず、漢字を一冊、現代文の語彙が収録されているものを一冊完璧にしましょう。

読めない漢字や意味が分からない言葉があると、そもそも文章を正しく読むことができません。

さらに入試では漢字単体での問題も出題されます。

 

大学入試センターがホームページに載せている共通テストのモデル問題です。

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 共通テスト問題だけではなく、個別入試にも漢字問題は出題されます。

個別入試ではレベルの高い大学ほど漢字単体の問題は出題されませんが、語彙の意味が分からないと解けない読解問題は出題されます。

東大、早慶MACH日東駒専どのレベルを目指すにしても

まず語彙を増やしましょう。

 

漢字オススメ参考書【河合塾 漢字マスター1800+】

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現代文語彙【Z会 現代文キーワード読解】

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2.文章の読み方をマスターする

 

現代文の読解本を1冊完璧にする。

現代文には現代文の文章の読み方があります。

だから、現代文9割への近道は現代文の読み方を身につけることです。

 

私はもともと現代文が苦手で、最初に受けた模試は40点台でした。

でも読解本をたった1冊完璧にするだけで、本番では96点取ることが出来ました。

 

現代文が苦手な人は「私にはセンスがないのかな、」と思うかもしれませんが、

現代文が苦手な人はセンスがないわけではなく、読み方を知らないだけです。

 

オススメの読解本

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共通テストに変わったから、この参考書は使えないんじゃないかと思うかもしれませんが、この参考書は読解の本質を身に着けることが出来ます。

 

この参考書1冊で上智大学過去問の国語を8割取ることが出来ました。

なので、共通テストでも十分通用する国語力がつくと思います。

 

3.実戦で実力をつける。

 

センター過去問の演習をする。

 

読解本で身に着けた文章の読み方を実際に使えるものにするために、

過去問演習を通して身体に染み込ませます。

 

私が問題演習でセンター過去問をオススメする理由はセンターの問題ほど良質な問題はないからです。

丸一年かけて作る問題ですから本屋で売ってる問題集よりも質が良く、

全国の受験生が平均して6割取ることが出来るのでレベルもちょうどいい問題です。

かと言って簡単では決してありません。

 

過去問20年分を最低でも3周しましょう。

 

読解本がこの問題を解くならどんな感じに解くかな、って考えながら解いてください。

大切なのは解いた問題が合っていたかどうかではなく、

どうしてこの選択肢が合ってているのか、正解の根拠が言えるかどうかです。

なので、問題の解説が言えるようになるまで過去問を繰り返しましょう。

 

過去問を繰り返しやっても得点が伸びないときは、

読解本の内容を忘れている可能性があります。

過去問演習をやりながらも読解本の復習もときどき挟んでください。

 

イメージはこんな感じ

過去問読解本

 

つづいて、

勉強の方法は分かったけど、
「どれくらいの時期になにをやったらいいのかわからない!」
という方へ解説していきます。

私は私大受験だったので、今回は私大受験で3教科受験する方に向けて解説していきます。

 

それぞれの取り組むべき時期

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理想の取り組み方をグラフにまとめてみました。

横軸は月です。

 

大体の流れを説明します。

 

語彙は夏に入る前に集中的にやる。

6月から読解本に取り組んで、

8月末からは過去問演習。

10月頃には個別対策に入りましょう。

12月には共通テストに集中して、

1月の共通テストが終わったら2月から始まる個別入試に全力で取り組む。

 

国語だけではなく他の科目も大体同じようなスケジュールでいいと思います。

 

語彙、読解本、過去問演習すべてに言えることなのですが、

絶対に復習を忘れずいれるようにしてください。

人間一定期間復習していなければ、必ず忘れてしまいます。

本番で簡単な問題で得点を落とさないためにも、

入試直前でも基礎の部分の語彙を復習しましょう。

 

 

成績が上がらない理由

 

・問題を解いてて、わからない言葉がたくさんある。

 

この場合は語彙が足りていないです。

 

漢字1冊と現代文の語彙のが収録されているものを1冊ずつやりましょう。

 

漢字をやっているときには必ず意味も覚えてください。

頻出漢字は実際文章の中にもたくさん出てきます。

 

目安はそれぞれ1か月くらいで仕上げてください。

 

・時間内に問題が解けない

 

時間をかければ解けるけど、時間内には解ききれない。

その場合には過去問演習を増やしましょう。

 

実際に問題を解くときに読解本で身につけた読み方で読めていない可能性があります。

もう一度、読解本に戻って

読解本の解き方で問題を解く練習を過去問でやりましょう。

 

・選択肢が切れない

 

読解本に戻りましょう。

読解本の読み方を完璧にしたら、2つの選択肢で迷うことはありません。

時間内に問題が解けない場合にも言えるのですが、

実際に問題を解くときに読解本で身につけた読み方で読めていない可能性があります。

できるようになるまで何度もやりましょう。

 

私は参考書はそんなに数をやっていないですが、1冊20周くらいやりました。

 

なかなか成績が上がらないと悩むかもしれませんが、ただただ勉強量が足りないだけかもしれません。

できなかったらもう一周、とできるようになるまで繰り返してください。絶対に最後にはできるようになっています。

 

 

上記の通り、たくさんの参考書をやらなくても現代文は9割取れます。

ポイントは一つの参考書をどれくらい完璧にしたかです。

参考書は量よりも質です。

 

 

 

コロナの影響で学校や塾に通えなくて受験生にとっては辛い状況だと思います。

でもそれは全国の高校生も同じです。

この期間は授業がないので1日中勉強できるチャンスです。

このチャンスを最大限に活かして、自粛期間を充実させましょう。

 

応援してます。